2019年夏祭り!!青森ねぶた祭りの楽しみ方

2019年夏祭り!!青森ねぶた祭りの楽しみ方

もうじき夏祭りの季節ですね!夏祭りが近づくとワクワクします。今年は、いつもと違う祭りに参加してみたいという方もいらっしゃるでしょう。

さまざまな祭りがありますが、ここでは有名な青森ねぶた祭りについてご紹介します。

 

青森ねぶた祭りはどのような祭りか?

そもそも、青森ねぶた祭りとはどのような祭りなのでしょう。

青森県青森市で開催されるねぶた祭りは、人口約30万人の街に開催期間6日間、約300万人の観光客が集まる大規模な祭りです。

巨大な像の乗った山車が、市内の大通りを練り歩く様子は迫力満点!

大きさは、幅約9m・高さ約5m・奥行き約8m・重さ約4トン。内部は600〜800個の電球や蛍光灯を取り付けており、総容量は2万キロワット。

光り輝く鮮やかな透過体は、台座ごと回転したり前後に動いたりと躍動感もあり、見応え抜群です。

人の背丈ほどある大太鼓などの鳴り物・囃子、踊り手たち「跳人(はねと)」が掛け声と共に山車に付き添い進んでいきます。

 

 青森ねぶた祭りの由来は?

奈良時代(710年〜794年)に中国から「七夕祭」が渡来、津軽にあった精霊送りや人形などが一体化し、紙・竹・ローソクが普及されて灯篭となります。

七夕祭では、無病息災を祈るため穢れを流す禊として「ねぶた」と呼ばれる「灯篭」を、水(川や海)に流しました。

この行事が「ねぶた流し」といわれています。

 

初めて「ねぶた祭り」として記録に出てくるのは、享保年間(1716〜1736年)。

弘前のねぷた祭りを真似て行われ、記録には灯篭を持ち歩いて踊ったと残っています。

その頃のねぶたは、京都の祇園祭の山車に似ており、現在の歌舞伎を題材にした灯篭(ねぶた)が出たのは、文化年間ではないかといわれています。

当時、車で引くものもあったが大半は担ぎねぶたで、一人がねぶたを担ぎ上げ、四方から支えるものでした。

明治に入り、ねぶたは大型化。高さ約12mとなり、約100人ほどで担いだといわれています。

しかし、青森県令は明治6年にねぶた祭りを禁止。明治15年に解禁となったが、9年間ねぶた祭りは姿を消したのです。

 

青森ねぶた祭りの掛け声について

青森ねぶた祭りといえば「ラッセーラー、ラッセーラー」という掛け声ですね。誰しも一度は耳にしたことがあるのでは?

掛け声の由来は諸説ありますが、有力なのは「出せ」が変化して「ラッセーラー」になったといわれています。

 

ねぶたが通るルートが現在のルートに決まる前、各家前を通っていた頃、門戸を訪れた人がその家の人に向かってろうそく・お菓子・振る舞い酒などをねだるときに「出せ出せ、いっぺぇ(いっぱい)出せ」と掛け声をかけていました。

それが変化して訛り「らっせ。あー(掛け声)、らっせー」となったあと、「ラッセーラー」になったといいます。

他にも、「羅っせ」または「拉っせ」(殺すな、捕らえろ、連れて行けという意味)が変化したという説もあります。

この掛け声は、勢いもあるので、迫力ある青森ねぶた祭りにはかかせないものになっています。

 

青森ねぶた祭りのスケジュール

2019の青森ねぶた祭りのスケジュールは、8月2日〜8月7日の約1週間となっています。

毎年、曜日に関係なく8月2日〜8月7日に行われます。スケジュールは以下の通りです。

ちなみに、8月1日は前夜祭が行われます。浅虫温泉花火大会も!

 

◎8月2日・3日

19:10〜21:00 こどもねぶた(約15台の予定)、大型ねぶた(約15台の予定)の運行。

青森市役所から青森県庁、青森県庁から新町通りを練り歩いて国道4号線へ。

◎8月4日〜6日

19:10〜21:00 大型ねぶた(約20台予定)運行

大賞や各賞が決められて、6日に発表されます。

◎8月7日

13:00〜15:00 大型ねぶた(約20台予定)運行

19:15〜21:00 第63回青森花火大会・ねぶた海上運行 会場:青森港

 

6日に発表された受賞ねぶたが、青森港に向かって練り歩きます。

夜の花火が打ち上げ終われば、青森ねぶた祭りの終了となります。

 

青森ねぶた祭りの見どころ

8月1日に行われる前夜祭。この日の見どころは、灯りがともった大型のねぶたを一度に全部見ることができます。

練り歩く姿もいいですが、全てのねぶたが並んでいる姿も迫力満点!

前夜祭最後は打ち上げ花火です。前夜祭から花火が上がるのは、ワクワクしますね。

祭り期間中は、やはり大型ねぶたの運行が見どころ。毎日大型のねぶた約20台前後が同時に町を練り歩く姿は圧巻です。

また、ねぶたの周りにいて、祭りを盛り上げる跳人(はねと)の踊り子も見どころのひとつ。

1台のねぶたに500人〜1000人が付き、「ラッセーラー」の掛け声が響きます。

これは、跳人の正式な衣装さえ着ていれば誰でも参加OK!レンタルもあるので、伝統的な祭りに参加してみるのも、いいですよね。

 

ここで注意点。ねぶたの練り歩きは21:00で終了しますこれは、全てのねぶたがコースを

1周していなくても21:00には終了します。逆に、全てのねぶたがコースを1周してしまったら、21:00になっていなくても、その時点で終了となります。こちらに気を付けて来場しましょう。

最終日の、ねぶた海上運行と打ち上げ花火も見どころのひとつ。最後に花火があがるのもまたいいですよね。

終わってしまう寂しさもありますが、いさぎよさも。これで青森ねぶた祭りは終了です。

  • 開催日:8月2日〜8月7日 前夜祭:8月1日
  • 会場:青森市内中心部
  • お問い合わせ:青森ねぶた祭実行委員会事務局  公益社団法人 青森観光コンベンション協会Tel.017-723-7211

 

いかがでしたか?あの有名な青森ねぶた祭り。祭りの背景を知ることで、その祭りの見方も変わりますよね。

いつもはテレビでしかみたことがない方も、楽しみ方がわかったら今年は間近で堪能してみましょう!

 

 

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